ハンガリー ビザ 日本でのビザ申請方法と実際に申請して分かった注意点をまとめました

ビザ

私は今、ハンガリーでのビザの取得に奔走しています。今の状況は以下のようになっています。

筆者
筆者

夫がハンガリー政府から奨学金を受け取っている状況のもと、現地で申請を行って配偶者ビザを取得する予定です。

実際に日本の大使館で申請を行おうとすると、知らなかったこと、準備していなかったことが多々あり私の場合は時間が足りなくなってしまいました。皆さんには効率よく準備をして欲しいので、実際に大使館とやりとりした経験をもとに気をつけたほうがいいことをまとめました。

英雄広場
ブダペスト 英雄広場からの眺め

ハンガリーにおけるビザの仕組み

まず、ハンガリービザの仕組みを簡単にまとめます。

ハンガリーで長期滞在(90日以上)をするには、一時滞在許可証というものが必要です。
大まかな流れは以下の通りです。

 
①日本のハンガリー大使館ビザを申請
②ビザを持ってハンガリーの移民局に行く
③ハンガリーで30日以内にビザを一時滞在許可証に変える手続きを行い、申請完了
 

ハンガリーにおけるビザの種類

・学生のための滞在許可
・就労のための滞在許可
・家族と同居するための滞在許可
一時滞在許可これが今回申請したい配偶者ビザDタイプビザと呼ばれる1年間有効なビザ

その他細かい事項に関してはハンガリー移民局のホームページを参照してください。
     

筆者
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学生であっても、婚姻関係にあれば、配偶者ビザ(家族ビザ)を申請することは可能です。婚姻を証明する日本の正式書類や、残高証明などの書類を追加で用意する必要があります。

実際のビザ申請の流れ

申請は3ヶ月前から行うのが基本です。期日近くなって申請しようとすると日本の大使館では対応が難しくなるようで、現地移民局で申請を行うことを強く勧められます。
  
特に最近は審査に少し時間がかかるそうで、渡航時期が決まったらなるべく早めに連絡するほうが余裕を持って申請を行えると思います。

在日ハンガリー大使館に連絡

ハンガリーへのビザの申請を希望する場合、在日ハンガリー大使館の公式サイトから、ビザ申請方法についてというページを開き、そこに記載されているメールアドレスに連絡します。メールは日本語での記載で大丈夫でした。

最初のメールを送る段階で、大使館の担当者の方が、ハンガリー政府に問い合わせが必要な内容かを先に確認できたほうがスムーズに手続できると感じました。事情がある場合は、この段階で大使館の担当者さんと情報を共有しておきましょう。

記載した方が良い内容
 
・渡航予定日
・申請したいビザの内容家族ビザの場合は、ビザを持っている人の状況について簡単に説明を加える
・特別な事情がある場合は先にその旨を伝えておく
 
筆者
筆者

私は、4ヶ月前に大使館に問い合わせをしましたが、奨学金受給者で配偶者ビザを取得した例は過去にないということで対応が間に合わず、現地での申請を強く勧められてしまいました。

申請書の記入

ハンガリー大使館の領事部の方からの返信メールに申請用の書類が添付されているので、記入します。
ハンガリーの移民局で記入する用紙の日本語訳版のようでした。

書類の取り寄せ

申請時に必要な書類を取り寄せます。必要な書類は、返信メールと添付された申請書にも書かれていました。今回私は、銀行の残高証明戸籍謄本が必要でした。
 
私は銀行の残高証明は英語で、残高をユーロ表記にしました。3ヶ月有効です。
市役所で発行される書類は、OFFIを通して公式翻訳をつけたものを提出します。

筆者
筆者

ハンガリー語の翻訳の場合は、OFFIを通して翻訳されたものでないと政府に受理されません。
翻訳してもらうのも時間がかかるので、注意してください。

大使館への来館予約

書類の作成が終わったら、ハンガリー大使館のホームページから、来館予約をします。
このサイトは英語で書かれていますが、そこまで複雑な登録や手順は必要ありませんでした。

予約の流れ

①サイトに基本情報を入力
名前、生年月日、パスポート番号、予約するオフィスの場所、申請するビザの種類 を入力します。

②日付を選ぶ
⇨予約枠は30分おきにあります。午前中は10:30から11:30まで、午後は13:00から16:30までとなっていました。

③時間を決めたら、「Continue to validation」で完了
⇨予約完了メールが届きます。予約の変更予約完了メールからできます

私は4月に来館予約をしました。日程はかなり空いていましたが、学生の渡航が増える7、8月は予約が取りづらくなるそうです。
予約完了後と予約2日前にお知らせメールが来ました。

筆者
筆者

書類の不明点は当日その場で解決できない可能性があります。書類が揃っていないと大使館では受理されないので、提出日までにしっかり確認しておくことが必要です。

大使館へ来館し、書類を提出する

大使館のホームページでも言及されていますが、当日は予約時間に遅れないように行きましょう。
書類をはじめ他の持ち物も確認して忘れずに持って行き、提出したら渡航前に行う手続きは完了です。

セーチェーニ鎖橋
夜のセーチェーニ鎖橋

日本でビザを申請して行かなくても平気なの?

もちろん、直接ンガリーの移民局滞在許可証の申請を行うことは可能です。

簡単な流れとしては観光ビザ(パスポート)でハンガリーに入国し、その後、現地の移民局で滞在許可証の申請を行います。
 
この時、往復の航空券を購入した上で、パスポート、海外旅行保険加入証明書、証明写真、銀行の残高証明を用意して滞在許可証の申請を行います。また、家族ビザなどで役所の書類が必要な場合、事前に外務省でアポスティーユを発行してもらい、それを使用して申請を進めます。

申請は英語またはハンガリー語で対応する必要があり、日本でビザを取得して行った場合より時間もかかります。通常は日本でビザを申請してから渡航する方がその後の手続きがスムーズに進むと思います。

大使館へのハンガリーのビザ申請はお早めに!

ハンガリーの滞在ビザは在日ハンガリー大使館で申請できます。渡航日程が未定でも、オンラインである程度まで申請を進めることができますので、大使館への連絡は早めにすることをおすすめします。
ここまで読んでくださった皆さんが無事にビザ申請ができますように願っております!  

日本でのビザ申請が間に合わない…というときはこちらをご参照ください。

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